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歯周病

Periodontal disease

歯周病

臭いから始まる全身疾患

近年、歯科治療は、歯の健康はもちろん、健康寿命に関係があることが取り沙汰されるようになってきました。
2011年に歯科健康保険の推進に関する法律が公布、施行され、2013年から「第二次健康作り運動が実施されて、全身とのかかわりにおける歯周病の予防、口腔健康の推進に取り組むようになりました。歯周病のエビデンスやガイドラインは学会会員に正確な情報として開示されています。それらに沿って、歯周病治療は保険でできる診療です。歯周病の治療を進めることで、歯周病が進行して全身への影響がおこるとされている、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞・心内膜炎・誤嚥性肺炎・早産、等の病気を引き起こすリスクを軽減することができるようになります。
歯周病は、生活習慣病と位置付けられており、食生活、歯磨きの習慣などの保健指導の重要性が高いといわれています。長寿大国になった日本において、生涯をとおして自分の歯で好きなものを美味しく食べられ、楽しく会話ができ、笑顔を保ち続けられるために、8020 (80歳で20本の歯を残す)運動が提唱、推進されています。歯周病罹患率は、年齢階層別でいうと「35歳~69歳の働き盛りの年齢層が80%以上を占めている」という調査結果が出ています。
しかし、歯周病に気付いていない場合や、気づいているけれど治療に躊躇している人も多いのが現状です。当院では、どのように治療を進めていくことがベストであるのか?必要な治療を選択して頂きながら、口腔内の健康を改善していきます。

口臭と歯周病

口臭の原因の90%以上は口腔内にあるといわれます。
口臭の口腔内の原因で一番考えられるのは、歯周病です。過去の研究で歯周病と口臭の間には高い相関性があることが知られています。歯周病の特徴は歯周ポケットができることです。これは口の中の細菌の格好の住処を提供してしまいます。細菌の中でも歯周病菌は代謝の過程で硫化水素やメチルメルカプタンを産生します。これが口臭のもととなります。

歯周病と全身疾患

心臓、脳の血管が詰まりやすい、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、と歯周病の関連が指摘されています。歯周病菌の毒素が慢性的に血液に入りこみ、毒素が血管の壁を厚くし、血栓を作るなどの関与が指摘されています。

歯周病と女性ホルモンの関係は歯周病菌が女性ホルモンを餌にするプレボテラ・インターメディアという歯周病菌が増加します。
女性ホルモンのエストロゲンの増加は18歳から40代半ばがピークでその後減少していきます。女性の場合、思春期、妊娠中など歯茎が腫れやすい症状がやすくなります。また、早産や低体重児出産のリスクが高まることが報告されています。

日本人の死亡原因の第3位は、肺炎です。その一因となっている肺炎に誤嚥(ごえん)性肺炎があります。誤嚥とは嚥下(えんげ)が正しく行われずに、唾液や食べ物などが気管を通り誤って肺に入っていくことです。誤嚥によりお口の中の細菌が肺に入り込み炎症を起こしてしまいます。これが誤嚥性肺炎です。

歯周病だと糖尿病にかかりやすいといわれています。歯周病関連細菌から出される内毒素が歯肉から血管内に入り込み、マクロファージからの腫瘍壊死因子αの酸性を促進する。その結果血糖値を下げる働きをもつホルモンであるインスリンを作りにくくすることが分かっている。

歯周病と全身疾患 お口の中の細菌が誤嚥や血液を経由し全身へと流れ疾患を引き起こす。

以下の症状のある方は歯周病の可能性があります

  • 1.歯に物が挟まる
  • 2.朝起きた時、口の中がネバネバする
  • 3.歯がグラグラする
  • 4.歯ブラシで血が出る
  • 5.口臭が気になる

歯周病の可能性

歯周病の進行

軽度歯周病
軽度

歯茎に炎症が起き、「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。

中等度歯周病
中等度

炎症が深まり、歯周病菌があごの骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。

重度歯周病
重度

歯を支えている骨の半分以上が溶けています。
歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯茎からは膿が出て口臭も増します。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。

*歯周病の早期発見、早期治療、最も合理的なスケーリングで集中的に原因の除去から始めましょう