TOPへ

歯並びの症状

悪い歯並びの種類

出っ歯・口ゴボ(上顎前突)

出っ歯(上顎前突)
上の歯が前方に突き出た歯並びのことを出っ歯(上顎前突)といいます。上顎の過成長や下顎の成長不良などの骨格的要因や、指しゃぶりや舌癖などの外的要因によって生じる不正咬合です。

受け口(反対咬合、下顎前突)

受け口(反対咬合、下顎前突)
下顎が上顎よりも過度に前に出ている歯並びのことを受け口(反対咬合、下顎前突)といいます。下顎の過成長や歯の傾きの問題、遺伝的要因で生じ、見た目への影響を気にされる方が多い不正咬合のひとつです。お子さまの受け口は、ケースによっては3、4歳頃からの早期治療が必要な場合もありますので早めにご相談ください。

叢生(乱ぐい歯、八重歯)

叢生(乱ぐい歯、八重歯)
歯列が乱れていて、不均等でデコボコに見える歯並びのことを叢生(乱ぐい歯)と言います。八重歯も乱ぐい歯のひとつです。歯の大きさや本数と、顎の大きさとのバランスが悪く、スペースが足りないことが原因で生じる不正咬合です。歯磨きでの磨き残しが出やすく、むし歯や歯周病などのトラブルが起きやすいです。

開咬(オープンバイト)

開咬(オープンバイト)
奥歯を噛み合わせた時に前歯の上下が噛み合わず、常に隙間が開いてしまう歯並びのことを開咬(オープンバイト)といいます。幼少期の指しゃぶりや舌癖、遺伝・骨格などが原因で生じる不正咬合です。奥歯のみで咀嚼するため、顎に負担がかかり顎関節症になりやすく、奥歯への負担も大きいため将来歯を失うリスクがとても高くなります。

すきっ歯(空隙歯列)

すきっ歯(空隙歯列)
主に前歯に多く見られ、歯と歯の隙間が目立つ歯並びのことをすきっ歯(空隙歯列)といいます。顎の大きさに対して歯の大きさが小さいことや、歯の数が生まれつき少ないことなどが原因で起こります。歯の隙間が大きいので汚れが溜まりやすくむし歯や歯周病発症リスクが高いです。また、加齢とともに歯の隙間が大きくなることもあります。

過蓋咬合(ディープバイト)

過蓋咬合(ディープバイト)
上下の噛み合わせが深い歯並びのことを過蓋咬合(ディープバイト)といいます。過蓋咬合だと噛み合わせたときに上の前歯が下の前歯を覆ってしまい下の歯が見えなくなります。原因はさまざまで、奥歯の喪失や前歯の過成長、上顎の過成長などがあります。過蓋咬合は歯茎や骨、顎関節に大きな負担をかけます。

乱れた歯並びが招くデメリット

1. むし歯や歯周病になりやすい

歯並びが乱れていると汚れが溜まりやすく、磨き残しも多くなりやすいのでむし歯や歯周病を発症することが多いです。また不正咬合の方は口呼吸が多く、口が渇きやすいので唾液による自浄作用が働きにくい傾向があります。

2. 口元がコンプレックスになってしまう

歯並びが乱れていると見た目を気にしてコンプレックスになり、手で隠したり、笑顔を控えたり、写真を避けるようになってしまう方が多いです。口元を気にして食事や会話が楽しめず、対人関係におけるストレスの原因になってしまう方もいます。

3. 発音に影響が出る

口をしっかり閉じることができない・歯と歯に隙間があり空気が漏れる・舌の動きを邪魔するなどの症状がある歯並びやかみ合わせの場合、滑舌が悪くなる恐れがあります。歯擦音と呼ばれるサ行の発音や、タ行・ラ行の発音が難しいと感じる方が多く、人前で話すことに苦手意識を持つようになってしまう方も少なくありません。

4. 顔や口元のバランスが崩れる

歯並びやかみ合わせに問題があると顎への負担が大きくかかり、口元や顔が歪んでしまうことがあります。お子さまの場合は顎の成長だけでなく、全身の成長にも影響を及ぼす可能性があります。

5. 消化器官に負担がかかる

歯並びやかみ合わせが悪いとうまく咀嚼ができず、食べ物をよく噛まずに食事をするようになってしまいます。よく噛まずに食事をすると、胃腸などの消化器官に大きな負担がかかり、消化不良を起こし、栄養摂取効率の低下にもつながります。

6. 全身の健康に影響

かみ合わせが悪いと顎関節やお口まわりの筋機能がアンバランスになり、姿勢が悪くなり、全身のバランスを崩してしまいます。全身のバランスが悪くなると、肩こりや頭痛・腰痛・消化不良・不眠などさまざまな不調を引き起こしてしまいます。