30代以上女性の歯がボロボロになりやすい3つの理由!お金がない場合の対処法も
男性よりも女性の方が、歯がボロボロになりやすいと言われています。
30代を過ぎたあたりから「私の歯ってもしかしてボロボロ?」と気になり始めた方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、30代以上女性の歯がボロボロになりやすい3つの理由とお金がない場合の対処法、虫歯を放置をするリスクについてまとめました。
歯科医の目線から、本音で解説します。
記事を最後までチェックすれば、これから自身の歯とどう向き合えば良いのかが明確になりますよ。
30代以上女性の歯がボロボロになりやすい3つの理由
30代以上女性の歯がボロボロになりやすい理由は以下の3つです。
- 女性の方が男性よりも唾液分泌量が少ない傾向にあるから
- 女性の方が男性よりも甘いものを好む傾向にあるから
- 女性の方が男性よりも歯の構造が薄く柔らかいから
それぞれ詳しく見てみましょう。
女性の方が男性よりも唾液分泌量が少ない傾向にあるから
「虫歯になりやすいかどうか」を決める要素は、歯並びや食習慣などさまざまです。そして唾液分泌量は、その中で最も重要な要素と言っても過言ではありません。
虫歯菌は口内に残る糖を分解して酸性になり、歯を溶かします。そして唾液はアルカリ性なので、酸性の口内を中和する役割があります。
つまり唾液の分泌量が多ければ多いほど、虫歯になりにくいと言えるでしょう。
反対に唾液の分泌量が少なく、口内が酸性の状態が続くと歯が溶けていき、いわゆる「歯がボロボロ」の状態になりかねません。
そしてホルモンの影響により、一般的には男性よりも女性の方が唾液分泌量が少ないとされています。
また女性の方が一般的には体が小さいため、唾液腺も小さくなり、唾液の分泌量が少なくなります。
唾液の分泌量が少ないと感じる方は、食後に口をゆすいだりうがい薬を使用すると良いでしょう。
女性の方が男性よりも甘いものを好む傾向にあるから
先ほど、口内に残る糖が虫歯の原因になるとお伝えしました。
「甘いものばかり食べていると虫歯になる」という認識をお持ちの方は多いでしょう。これは甘いものには糖がたくさん含まれているからです。
そして男性よりも女性の方が、甘いものを好む傾向にあります。これも唾液分泌量と同様に、女性ホルモンが原因であるとする説が有力です。
また、甘いものは「3時のおやつ」や「夜食」のように間食として食べられます。
間食が多いと、口内に常に糖がある状態となり、歯がボロボロになりやすいです。
虫歯を予防するには、口内に糖を残さないためのこまめなうがいが大切だとお伝えしました。しかし、何かを食べたあと毎回うがいをするのは難しいという方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は甘いものを食べたあとだけでも、うがいをしたり水を飲んだりして口の中をスッキリさせるようにしてください。
女性の方が男性よりも歯の構造が薄く柔らかいから
歯の表面を覆っている白い層のことを、エナメル質と言います。
虫歯には複数の段階があります。そして初期に虫歯になるのが、このエナメル質です。治療をせずに放置すると、エナメル質から象牙質→神経→歯根と虫歯が進行していきます。
そして女性の方が男性よりも、エナメル質が薄く柔らかいとされています。
よって女性は、虫歯になりやすいです。歯医者に行かずに放置をしていると虫歯が進行して、いわゆる歯がボロボロの状態にもなりやすいです。
「歯がボロボロ」「虫歯だらけ」と悩む女性は今すぐ歯医者に行くべき
「歯がボロボロ」「虫歯だらけ」といった自覚がある女性は、今すぐに歯医者へ行くべきです。理由は以下の2つです。
- 先送りにすればするほど症状は悪化し治療費は増えるから
- 歯医者に行かない限り一生コンプレックスを抱えて生活をすることになるから
1つずつ詳しく解説します。
先送りにすればするほど症状は悪化し治療費は増える
虫歯は、放置していても治りません。むしろ放置すればするだけ、症状が悪化していきます。
虫歯が進行する流れは、以下のとおりです。
- エナメル質が溶け始め白く濁る(C0)
- エナメル質がさらに溶け黒ずむ(C1)
- エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行する(C2)
- 神経まで虫歯が進行する(C3)
- 歯の大部分が溶けてなくなる(C4)
虫歯が進行すればするほど、他人から見ても一目で分かるようになり、痛みも増していきます。
また虫歯が進行すればするほど複雑な治療が必要になり、治療費がかさみます。
ボロボロの歯の治療を先送りにしても、何一つ良いことはありません。
関連記事:歯がボロボロだと治療費はいくらに?お金がない場合の対処法も紹介
歯医者に行かない限り一生コンプレックスを抱えて生活をすることになる
この記事に辿り着いた方の大半は、自身の歯に大きなコンプレックスを抱えているでしょう。
前述のとおり「歯がボロボロ」の状態は放置していても治りません。むしろ悪化するだけです。
つまり歯医者に行かない限り、一生歯に対するコンプレックスを抱えたまま生活をすることとなります。
たしかに「歯医者にボロボロの歯を見られるのが恥ずかしい」と考える気持ちも分かります。
しかし、今後数十年コンプレックスを抱えたまま生活をするよりは、数ヶ月間勇気を出して治療を受けた方が良いのではないでしょうか。
なかなか歯医者に行く勇気が出ない方は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:歯がボロボロで歯医者に行くのが恥ずかしい人必見!勇気を出す秘訣と放置するリスク
「歯がボロボロだけどお金がない」と悩む女性におすすめの選択肢
歯がボロボロの方が歯医者に行く際の懸念点となるのが「治療費」です。
「歯医者に行きたいけどお金がない」と悩む女性には、以下3つの選択肢をおすすめします。
- 保険適用の治療
- デンタルローン
- 複数の歯医者への相談
各選択肢について詳しく見てみましょう。
保険適用の治療
歯医者での治療は、保険適用と保険適用外に分かれます。そして保険適用の場合は、自己負担は3割で済みます。
例えば本来10,000円かかる治療も、保険が適用されれば3割の3,000円しかかかりません。
よって「歯がボロボロだけどお金がない」と悩む女性には、保険適用の治療がおすすめです。
しかし保険適用の治療は保険適用外の治療と比較して、以下2つのデメリットがあります。
- 審美性が低い
- 成功率が低い
例えば保険適用の銀歯と保険適用外のセラミックでは、後者の方が審美性が高いでしょう。
また保険適用で銀歯以外の白い詰め物や被せ物を使うことも可能ですが、強度が低く割れやすいなどの特徴があります。
たしかに保険適用外の治療と比較して劣る点もありますが、とにかく治療費を抑えたいのであれば、保険適用の治療がおすすめです。
デンタルローン
保険適用外の治療には、歯1本あたり10万円以上の治療費がかかるケースも珍しくありません。
「できればセラミックやインプラント、ホワイトニングなど保険適用外の治療を受けたい」「でもお金がない」とお悩みの女性もいらっしゃるでしょう。
そういった方におすすめの選択肢が、デンタルローンです。
デンタルローンを使えば、キャッシングやカードローンよりもお得な金利(年2.5〜8.8%程度)で保険適用外の治療を受けられます。
審査はありますが、継続的な収入があれば問題ないでしょう。
デンタルローンは、歯1本の治療でも利用できます。また歯を全部インプラントにして、合計数百万円の費用がかかる場合でも利用できます。
妥協せずに歯の治療を受けたいと考える方は、ぜひデンタルローンの利用を検討してみてください。
複数の歯医者への相談
保険適用治療にかかる費用は、全国一律です。厚生労働省が治療費を定めています。
一方保険適用外の治療にかかる費用は、歯科医院が自由に設定できます。
相場通りの治療費を設定している歯科医院が大半です。しかしなかには、相場よりも極端に高い治療費を掲げているところもあるので要注意です。
保険適用外の治療を受ける際は、インターネットで治療費の相場を調べてみましょう。また治療費が高すぎると感じたら、他の歯医者にも相談してみましょう。
しかし極端に治療費が安いと、それはそれでおすすめできません。歯科医のスキルが低い可能性があるからです。
相場と同じくらいの治療費を設定している歯医者をおすすめします。
関連記事:歯がボロボロだと治療費はいくらに?お金がない場合の対処法も紹介
歯がボロボロで悩む女性はトラストデンタルクリニックにご相談を
トラストデンタルクリニックは、東京都港区浜松町の歯科医院です。
「歯がボロボロ」で悩む方への治療を得意としています。
▲当院での治療例
当院では、急に治療を始めることはありません。治療方法・治療期間・治療費・治療の痛みなどについて説明をして、ご納得いただいた上で治療を行います。
痛みが苦手な方には、眠っているような感覚のなかで治療が受けられる「静脈内鎮静法」の選択肢もご用意しています。
仕事や家事育児で忙しい方、遠方から通院する方などには、治療時間を伸ばして通院回数を減らす「短期集中治療」もおすすめです。
首都圏で「歯がボロボロ」とお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。
まとめ
30代以上女性の歯がボロボロになりやすい3つの理由とお金がない場合の対処法、虫歯を放置をするリスクについて解説しました。
一般的には、男性よりも女性の方が虫歯になりやすいです。特に30代を過ぎたあたりから、自身の歯について気になり始める女性が多いようです。
歯は治療をすれば綺麗になります。「歯がボロボロ」と悩む方は、早速歯医者に足を運んでみましょう。