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【歯科医が教える】インプラントのリスク6つ!副作用についても解説

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【歯科医が教える】インプラントのリスク6つ!副作用についても解説

インプラント治療を行えば、綺麗な歯を手に入れられますが、メリットばかりではありません。

インプラント治療には、細菌感染や治療費などのリスクも存在します。

「歯医者のホームページを見てみてもメリットしか書かれていない」「インプラント治療を選択するにあたって、リスクも知っておきたい」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

今回は、インプラント治療のリスク6つや副作用の有無、リスクがあってもインプラントを選ぶ人が多い理由などについてまとめました。

インプラント治療を得意とする歯科医の目線から、本音で解説をします。

記事を最後までチェックすれば、インプラント治療のリスクについて正しく理解できます。

インプラントのリスクは大きく6つ

インプラントのリスクは、大きく以下の6つです。

  • インプラント周囲炎になるリスク
  • 前歯が長く見えるリスク
  • 老後に除去が難しくなるリスク
  • (抜歯即時埋入の場合)細菌感染の可能性が高まるリスク
  • 死亡事故につながるリスク
  • 治療費が生活費を圧迫するリスク

それぞれ詳しく見てみましょう。

インプラント周囲炎になるリスク

インプラント治療を行うと、インプラント周囲炎になるリスクがあります。

インプラント周囲炎とは?:
インプラント周囲の歯茎や骨が歯周病菌に感染した状態。インプラント版の歯周病。

インプラント周囲炎になると、歯周病と同じように炎症が起き、放置すると顎骨が溶けてしまいます。最悪の場合、インプラントが脱落する可能性もあるでしょう。

インプラント周囲炎の原因は、口内のメンテナンス不足による歯周病菌の増加です。

日々の歯磨きや定期的な歯石除去などによって、歯周病菌を防げます。

また糖尿病の持病や喫煙習慣がある場合は、インプラント周囲炎になるリスクがより高まります。

関連記事:糖尿病だと歯がボロボロになるって本当?5つの原因よくある誤解を解説

前歯が長く見えるリスク

インプラントは、抜歯を行い、そこに人工歯根を埋め込む治療法です。

抜歯をする(=歯がなくなる)と顎骨への刺激が減り、その部分の骨が痩せていきます。そうなると歯茎が退縮して、歯が長く見えてしまいます。

この問題は、特に前歯で深刻です。

前歯の顎骨は、奥歯と比べて薄く痩せやすいとされています。また口を開けた際に、奥歯よりも目立ちます。

場合によっては、インプラントの結合部が露出して、歯茎が黒ずんで見えることもあるでしょう。

そうなると審美性のみならずメンテナンス性にも悪影響を及ぼし、インプラント周辺の衛生環境が悪化してしまいます。

歯茎退縮を防ぐためには、正しいブラッシングや定期的な歯科健診、禁煙などが必要になります。

老後に除去が難しくなるリスク

インプラントは、入れ歯のように着脱する必要がありません。これはインプラントの大きなメリットですが、老後にはデメリットにもなり得ます。

まず年を重ねれば重ねるほど、インプラント周囲炎のリスクは高まります。口内メンテナンスの難易度が上がるからです。

例えば要介護・寝たきり・認知症などが原因で、歯医者への通院が難しくなるかもしれません。歯磨きの精度も落ちるでしょう。

インプラントは除去もできますが、インプラントを埋め込む時と同じような外科手術が必要です。高齢だと、外科手術に耐える体力がないかもしれません。

関連記事:インプラントにした人の老後が悲惨と言われる5つの理由!メリットや年代別割合も解説

(抜歯即時埋入の場合)細菌感染の可能性が高まるリスク

インプラント治療には、以下2つの選択肢があります。

  • 抜歯即時埋入(ばっしそくじまいにゅう):歯を抜いたその日にインプラント体(人工歯根)を顎骨に埋め込む治療法。
  • 抜歯待時埋入(ばっしたいじまいにゅう):抜歯後に歯茎や骨が回復するのを1〜6ヶ月ほど待ってからインプラント体を埋入する治療法。

抜歯即時埋入は、治療期間が短く、手術回数も1回で済む(抜歯待時埋入は2回)点がメリットです。

しかし抜歯直後の傷口に人工歯根を埋め込むので、細菌感染のリスクがやや上がります。

細菌感染が起きると、痛みや腫れが続いたり、最悪の場合治療のやり直しが必要になったりします。

細菌感染のリスクを歯科医に判断してもらい、どちらの治療法にするか決めることが大切です。

関連記事:インプラントの抜歯即時埋入とは?メリット・デメリットや費用について解説

死亡事故につながるリスク

インプラント治療では、外科手術を行います。そのため、死亡事故のリスクがゼロではありません。

例えば2007年には、インプラント手術で顎骨を削る際に動脈を傷つけ死亡させたとして、東京都港区の当時67歳の院長が書類送検される事件が起きています。死因は血が溜まって喉を塞いだことによる窒息だったとのことです。(出典:日本経済新聞 インプラント手術で女性死亡、都内の歯科医を書類送検

2007年以降、インプラント治療における死亡事故は起きていないと言われています。

しかし「過去にそういった事故が起きている」と知ると、インプラント治療に対して恐怖心を抱いてしまう方もいるでしょう。

治療費が生活費を圧迫するリス

インプラント治療には、1本あたり400,000〜700,000円の治療費がかかります。すべて自由診療で、保険適用はありません。

複数本の歯をインプラントにする場合、数百万円の治療費が必要です。そのため、治療費が生活費を圧迫するリスクがあります。

費用面でインプラント治療に踏み切れない方には、デンタルローンの利用がおすすめです。デンタルローンは、金利年2.5〜8.8%と、キャッシングやカードローンと比べてもお得です。

また「特定の歯のみをインプラントにする」という選択肢もあります。例えば前歯3本を治療する場合、両端2本をインプラントにして真ん中をブリッジにすれば、治療費を抑えられます。

関連記事:歯がボロボロだと治療費はいくらに?お金がない場合の対処法も紹介

インプラント治療に副作用はある?

インプラント治療によって副作用が起きる可能性も、ゼロではありません。

インプラントは、外科手術を伴う治療法です。そのため術後に患部が腫れたり痛んだりするかもしれません。

腫れや痛みの原因は、術後の細菌感染です。インプラント治療には、抜歯即時埋入と抜歯待時埋入の治療法があり、前者の方が細菌感染のリスクが高いとされています。

また鼻の両脇にある上顎洞に炎症が起こる「上顎洞炎」も、インプラント治療によって起こり得る副作用の1つです。

人工歯根は金属でできています。しかし「チタン」という人工関節などに使用される金属を使用しているので、金属アレルギーが起きる可能性は低いとされています。

関連記事:インプラントの抜歯即時埋入とは?メリット・デメリットや費用について解説

リスクがあってもインプラントを選ぶ人が多い理由

たしかにインプラントには、リスクもあります。

しかし以下3つの理由から、リスクがあってもインプラントを選ぶ方は多数います。

  • 圧倒的な審美性があるから
  • 食べものをしっかり噛めるようになるから
  • 虫歯にならないから

1つずつ詳しく解説します。

圧倒的な審美性があるから

インプラント治療最大のメリットは、圧倒的な審美性です。

インプラントは、顎骨に直接埋め込まれます。そのため、歯が歯茎から自然に生えているように見えます。

素材はセラミックなど審美性に優れたものを使用するため、天然歯とほとんど見分けがつきません。

歯の治療方法は、保険適用から自由診療まで、さまざまなものがあります。インプラントとの比較対象になる治療法としては、ブリッジや入れ歯が挙げられるでしょう。

例えば保険適用のブリッジの場合、治療費は抑えられます。しかし奥歯の場合、銀歯しか選択できません。

「綺麗な歯を手に入れたい」と思うのであれば、インプラントはベストな選択肢です。

関連記事:歯がボロボロな方の治療法は4つ!内容や治療費、お金がない場合の対処法を紹介

食べものをしっかり噛めるようになるから

インプラントは、人工歯根を顎骨に固定する治療法です。そのためブリッジや入れ歯と比べて噛む力が強く、食べものをしっかり噛めるようになります。

ブリッジや入れ歯の場合、硬いものや粘り気のあるものは避けたり、気をつけて食べたりしなければなりません。

「ガムやキャラメルが入れ歯にくっついて恥ずかしい思いをする」なんてこともあるかもしれません。

しかしインプラントでは、そういった心配は不要です。

顎骨に刺激が伝わるので、食事に対して満足感が得られます。また噛む動作をスムーズに行うことができ、消化機能を助ける役割も果たします。

虫歯にならないから

インプラントは、人工歯根と人工歯で構成されています。抜歯をして歯がない以上、虫歯になるリスクがありません。

いくら気をつけてメンテナンスをしても、生まれつき虫歯になりやすい人はいます。

一方で、唾液分泌量の多さなどを理由に、あまり歯磨きをしなくても虫歯になりにくい人がいるのも事実です。

インプラント治療を行えば「メンテナンスをしているつもりなのに虫歯になってしまい自分を責める」という負のループから抜け出せます。

歯周病のリスクは残りますが、歯に関する悩みの大半から解放されます。

関連記事:歯がボロボロは遺伝だから仕方ない?歯が生まれつき弱い人の特徴を紹介

インプラント治療ならトラストデンタルクリニックにお任せ

インプラント治療ならトラストデンタルクリニックにお任せ

トラストデンタルクリニックは、東京都港区浜松町の歯科医院です。

当院では、インプラント治療に関するさまざまな選択肢を用意しています。

当院の強みは、サージカルガイドを使用した、メスを使わない低侵襲インプラント治療です。

低侵襲インプラント治療によって術後の痛み・腫れは軽減されます。手術時間も短縮され、20分で終わるケースも珍しくありません。

当院では、急に治療を始めることはありません。治療方法・治療期間・治療費・治療の痛みなどについて説明をして、ご納得いただいた上で治療を行います。

当院における前歯4本の治療事例(インプラント2本・ブリッジ2本、治療期間6ヶ月、治療費132万円)

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Before

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After

首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。

>>当院のインプラント治療について詳しく見てみる

まとめ

インプラント治療のリスク6つや副作用の有無、リスクがあってもインプラントを選ぶ人が多い理由などについて解説しました。

インプラント治療には、リスクもメリットもあります。両者を天秤にかけて、インプラント治療を受けるかどうかを決めましょう。

首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。

インプラント治療のリスクはもちろん、他の治療法とどちらが良いかなどについても説明させていただきます。

>>当院のインプラント治療について詳しく見てみる