インプラントの保証期間は平均1〜10年!引っ越しや通院拒否で保証を受けられないって本当?
インプラントの保証期間は、平均1〜10年です。
保証の対象になると、治療費が無料になったり減額されたりします。しかし「指定期間内のメンテナンスが必要」など、条件を満たさなければ保証は適用されません。
なかには引っ越しや通院拒否で、保証を受けられない方もいます。
今回はインプラント治療の平均保証期間や、保証が適用されるケースとされないケース、そもそも保証は必要なのかについてまとめました。
保証期間に関する情報は、歯科医院のホームページにもなかなか記載されていません。
インプラント治療を得意とする歯科医の目線から、本音で解説をします。
記事を最後までチェックすれば、インプラント治療の保証期間についてひと通り理解できます。
インプラント治療には保証期間がある
インプラントの寿命は、平均10〜15年です(出典:厚生労働省 歯科インプラント治療のためのQ&A 3ページ)。
それよりも短い期間でインプラントが破損、脱落したときのために、各歯科医院で保証期間が設けられています。
保証の対象になると、治療費が無料、または減額されます。
インプラント治療で使用する部品は以下の3つです。
- 人工歯根
- アバットメント
- 人工歯
上記すべてに保証が適用される場合もあれば「人工歯以外」のように制限がある場合もあります。
インプラントは、自由診療が原則です。保険の適用はありません。
そのため、保証期間や内容は歯科医院によって異なります。
インプラントは高額な治療法です。保証には「安心して治療を受けていただく」「治療の質を担保する」といった意味合いもあります。
関連記事:インプラントが保険適用になったのはいつから?条件が厳しすぎるって本当?将来についても解説
保証期間は平均1〜10年
インプラント治療における保証期間の平均は、1〜10年です。
インプラントの寿命が平均10〜15年なので、それよりも早く問題が生じた場合に保証が適用されます。
当然年数が経つほど、インプラントになんらかの問題が生じる可能性は高くなります。そのため「2年間は無償保証だが3〜10年は有償保証」とする歯科医院も少なくありません。
また露出している人工歯の方が、人工歯根やアバットメントと比較して破損しやすい傾向にあります。
よって「人工歯の保証期間は2年、人工歯根とアバットメントの保証期間は5年」とする歯科医院もあります。
無償保証と有償保証の違い
インプラント治療における保証には、無償と有償があります。
無償の場合、治療費に保証が含まれています。有償では、別途料金を支払って、外部の保証サービスに加入をするのが一般的です。
無償保証はコストがかからない分、保証の範囲が限定的です。一方有償保証は、より広い範囲でのトラブルに対応可能となっています。
保証が適用されるケースと適用されないケース
期間内であれば、確実に保証が適用されるわけではありません。保証が適用されるのは、きちんとメンテナンスを行っている場合などに限られます。
保証が適用されるケースの例は、以下のとおりです。
- 指定期間内にメンテナンスを受けている
- 日常生活の範囲内で破損や脱落をした
- 歯科医師からの指示を守れている
続いて保証が適用されないケースの例は、以下の通りです。
- 保証対象外の歯科医院で治療を受けた
- 定期的なメンテナンスを怠った
- 交通事故など予期せぬトラブルによってインプラントが破損・脱落をした
- 歯科医師からの指示を守れていなかった
保証を受けるには、患者側にも通院やケアといった一定の義務が課せられます。
インプラント保証期間中に引っ越しの可能性がある場合はガイドデントの利用がおすすめ
インプラントの保証期間は、1〜10年であるとお伝えしました。
1〜10年の間に引っ越しをするなどして、インプラント治療を受けた歯医者に通えなくなるケースもあるでしょう。
その場合、条件を満たせなくなり、保証を受けられない可能性があります。
インプラント期間中に引っ越しの可能性がある方には、ガイドデントの利用がおすすめです。
ガイドデントは、全国対応の有償保証サービスです。提携する歯科医院であれば、どこでも保証が受けられます。
つまり、引っ越しによって保証が無効になる心配は不要です。
保証期間は10年で「1年目から2年目までは年2回以上のメンテナンスが必要」などの条件があります。
引っ越しの可能性がある方は、歯科医院への問い合わせ時に、ガイドデントについて質問してみると良いでしょう。
インプラントの保証はそもそも必要なのか
追加でかかる治療費や精神的な安心感といった観点から、インプラント治療では保証があるに越したことはありません。
保証がないと追加で高額な治療費がかかるケースも
インプラント治療は、1本あたり40〜70万円の費用がかかる高額な自由診療です。
再治療時に再び40〜70万円の費用がかかることは、原則ありません。しかし、それでも保証がなく数十万円の治療費がかかる可能性は、十分あり得ます。
デンタルローンを組んだりブリッジと併用したりして、なんとか治療費を捻出して綺麗な歯を手に入れる方もいらっしゃいます。
保証がないと「インプラントに不具合が起きたが、そのまま放置して噛み合わせやインプラント周囲炎などの悪影響が出る」といったことになりかねません。
関連記事:インプラントとブリッジはどっちがいい?費用の違いや併用の選択肢について解説
精神的に安心できる
これは歯科治療に限った話ではありませんが、保証があると「万が一何か起きても大丈夫」という安心感を得られます。
そのためインプラント治療後の、日常生活におけるストレスが大きく軽減されます。
また保証を受けるには、定期的なメンテナンスを受けなければなりません。
面倒だと感じるかもしれませんが、メンテナンスが結果としてインプラントの寿命を伸ばすことにもつながります。
インプラントの保証期間についてホームページで言及している歯医者はほとんどない
実は、保証や保証期間に関する情報を掲載している歯科医院はほとんどありません。
そのため保証に関する知識を得ても、気になる歯科医院の保証がどうなっているのか、ホームページを見ただけでは分かりません。
期間や有償・無償、適用条件などは歯科医院によって異なります。
気になる歯科医院の保証について知りたい方は、問い合わせをしてみましょう。
優良な歯科医院であれば、問い合わせやカウンセリング時に無理な勧誘をすることはないのでご安心ください。
インプラント治療ならトラストデンタルクリニックにお任せ
トラストデンタルクリニックは、東京都港区浜松町の歯科医院です。当院では、インプラント治療に関するさまざまな選択肢を用意しています。
またインプラント治療に対して、2年間の保証期間を設けています。
当院の強みは、サージカルガイドを使用した、メスを使わない低侵襲インプラント治療です。
低侵襲インプラント治療によって術後の痛み・腫れは軽減されます。手術時間も短縮され、20分で終わるケースも珍しくありません。
当院では、急に治療を始めることはありません。治療方法・治療期間・治療費・治療の痛みなどについて説明をして、ご納得いただいた上で治療を行います。
▼当院における前歯4本の治療事例(インプラント2本・ブリッジ2本、治療期間6ヶ月、治療費132万円)

Before

After
首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。
まとめ
インプラント治療の平均保証期間や、保証が適用されるケースとされないケース、そもそも保証は必要なのかについて解説しました。
インプラント治療の平均保証期間は、1〜10年です。保証には無償と有償があり、有償の方が保証が手厚くなっています。
保証の適用を受けるには、定期的なメンテナンスなどの条件を満たさなければなりません。
引っ越しの可能性がある方には、無償ではなく有償のガイドデントと提携した歯医者がおすすめです。
保証があると、費用面でも精神面でも安心して過ごせます。
首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。