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【完全版】インプラント治療が絶対だめと言われる11の理由を歯医者が忖度抜きで解説

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【完全版】インプラント治療が絶対だめと言われる11の理由を歯医者が忖度抜きで解説

結論、インプラント治療に「絶対だめ」と言えるほどの欠点はありません。しかし、インプラントを受けない方が良い人がいるのは事実です。

インプラント治療を検討するにあたって「なぜ絶対だめという声があるのか」「私はインプラント治療を受けない方が良いのか」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。

今回は、インプラント治療が絶対だめと言われる11の理由や「歯医者はインプラント治療をしない」という噂の真偽などについてまとめました。

インプラント治療を得意とする歯科医の目線から、忖度なしの本音で解説をします。

記事を最後までチェックすれば、あなたがインプラント治療を受けるべきか否かが明確になります。

インプラント治療が絶対だめと言われる11の理由

「インプラント治療は絶対だめ」と言われる理由をすべて書き出してみると、全部で11個になりました。

  • 治療費が高額だから
  • 老後が悲惨だと言われているから
  • 金属アレルギーのリスクがあるから
  • 外科手術が必要だから
  • インプラント周囲炎のリスクがあるから
  • 禁煙・減煙の必要があるから
  • 治療期間が長いから
  • 場合によっては骨造成手術が必要だから
  • いずれにせよメンテナンスが必要だから
  • 糖尿病だと治療のリスクが高くなるから
  • 再治療に手間や費用がかかるから

それぞれ詳しく見てみましょう。

治療費が高額だから

インプラントの治療費は、1本あたり40〜70万円です。数ある歯科治療のなかで、歯列矯正と並んで最も高額な治療法の1つとなっています。

そのため治療費の観点から「インプラントは絶対にだめ」と言われます。

たしかに無理をしてインプラント治療を受けても、日常生活が立ち行かなくなるほど生活が困窮してしまっては、元も子もありません。

インプラントは審美性や耐久性に優れた治療法です。そのため原則として、保険の適用もありません。

デンタルローンやブリッジとの併用など、治療費を抑える方法も存在します。またオールオン4で複数本を同時に治療すれば、割安になります。

それでも治療費を捻出できそうにない場合には、入れ歯やブリッジの選択肢しかありません。

関連記事:インプラント費用は1本40〜70万円! 前歯と奥歯の違いや費用を抑える5つの方法を紹介
関連記事:歯を全部インプラント(オールオン4)にする際の費用は280〜960万円!デメリットも本音で解説

老後が悲惨だと言われているから

「老後が大変だからインプラントは絶対だめ」といった声もあります。

例えば老後に寝たきりや認知症になると、インプラントのメンテナンスが難しくなります。

そうなると、後述するインプラント周囲炎になったり、インプラントが不安定になったりするリスクが上がるでしょう。

しかしこれは、インプラント治療者に限った問題ではありません。インプラントをしていない方でも、定期的な歯科検診が難しくなるのは同じです。

また「入れ歯のようにコンプレックスを感じずに済む」などインプラントならではのメリットもあります。

関連記事: インプラントにした人の老後が悲惨と言われる5つの理由!メリットや年代別割合も解説

金属アレルギーのリスクがあるから

インプラント治療には、金属アレルギーが起こりにくいチタンという素材を使用します。

しかしなかには、チタンでもアレルギー反応が出てしまう方がいます。

インプラントを原因とする金属アレルギーによって起こる主な症状は、以下の2つです。

  • 口腔扁平苔癬
  • 掌蹠膿疱症

口腔扁平苔癬は、口内の粘膜に白いレース上の模様や赤いただれが生じる疾患です。掌蹠膿疱症になると、手のひらや足の裏に、膿が溜まった発疹が繰り返しできたりします。

そのため「金属アレルギーだから(チタンアレルギーだから)インプラントは絶対だめ」という声があります。

チタンアレルギーの方には、ジルコニアインプラントという、金属を一切使わない方法がおすすめです。

しかしジルコニアインプラントにする場合、相場に追加で10万円ほどの費用が必要です。

関連記事:金属アレルギーでもインプラント治療は可能! 追加でかかる費用や保険適用について解説

外科手術が必要だから

インプラント治療では、抜歯時と人工歯根埋入時の合計2回、外科手術が必要です。

そのため「手術が怖いからインプラントは絶対だめ」という声があります。

しかし手術中には当然麻酔をします。そのため痛みどころか、触れられている感覚すらほとんどありません。

「麻酔が効いていても意識があるのが怖い」という方には、静脈内鎮静法がおすすめです。

静脈内鎮静法では、鎮痛剤や麻酔薬を投与して、眠っているような感覚のなかで手術を受けられます。

関連記事:インプラントが怖いと言われる理由と実は怖くない理由を各5つ本音で解説
関連記事:インプラントの麻酔方法・種類は2つ!静脈内鎮静法・局所麻酔の特徴や費用を紹介

インプラント周囲炎のリスクがあるから

インプラント周囲炎とは?:
インプラント周囲の歯茎や骨が歯周病菌に感染した状態。インプラント版の歯周病。

インプラント治療後にメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎になる可能性があります。

インプラント周囲炎はインプラント版の歯周病です。歯周病と同じく、歯垢や歯石に付着した細菌によって引き起こされます。

症状も歯周病と同じで、腫れや出血、痛みなどがあります。進行すると、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうかもしれません。

「治療を受けて綺麗な歯を手に入れたから」と気を抜くと、インプラント周囲炎になるリスクがあります。

そのため治療後も、定期的なメンテナンスが欠かせません。

関連記事:インプラント治療後に口臭が出る3つの原因と対策!正しいケアの方法を解説

禁煙・減煙の必要があるから

インプラント手術の2〜3週間前から、手術後3〜6ヶ月の間は、禁煙が必要です。

そのため「タバコを我慢できないからインプラントは絶対だめ」といった声があります。

禁煙が必要なのは、ニコチンに血管収縮作用があり、手術後に必要な栄養や酸素が十分に行き渡らなくなるからです。患部周りの細胞が貧血状態となり、傷が治りにくくなります。

また治療後の喫煙も推奨されていません。唾液分泌が抑制されて、歯周病菌が増えやすくなるからです。

歯周病菌の増加は、前述したインプラント周囲炎につながります。

喫煙習慣があると、治療後の保証を受けられません。よって何か不具合が起きても、治療費を全額負担しなければなりません。

関連記事:インプラントの保証期間は平均1〜10年!引っ越しや通院拒否で保証を受けられないって本当?

治療期間が長いから

インプラントの治療期間は、平均7.5ヶ月です。人工歯根の埋入から定着までに数ヶ月かかるため、治療期間が長くなっています。

一方入れ歯やブリッジの治療期間は、2〜4週間です。

以上から「インプラントは治療期間が長いから絶対だめ」といった声があります。

たしかにインプラントの治療期間は、他の治療法と比較して長めです。しかしその大半は、定着を待つための待機期間です。

そのため毎週のように通院する必要はありません。通院回数は5〜10回ほどなので、平均すると1ヶ月に1回あるかどうかとなっています。

とにかく早く歯を手に入れたい方には、入れ歯やブリッジの方がおすすめです。

関連記事:インプラントの平均治療期間は7.5ヶ月!最短で3ヶ月!歯がない期間や食事について解説

場合によっては骨造成手術が必要だから

インプラント治療では、顎骨に人工歯根を埋め込みます。そのため顎骨の十分な厚さや幅が必要です。

歯を失ったまま何年も放置していたり、歯周病が進行していたりすると、顎骨が痩せてしまい、そのままでは人工歯根を埋入できないケースがあります。

その場合、骨を人工的に増やす「骨造成手術」が必要です。そのため追加で治療費がかかります。治療期間も伸びます。

以上から「ただでさえ治療費が高く治療期間が長いインプラントに、追加で骨造成手術が必要なら、諦めた方が良いのでは?」といった声があるのです。

骨造成手術が必要かどうかは、歯科医院で検査をしなければ分かりません。急に治療を始められることはないので、まずは検査をしてみると良いでしょう。

いずれにせよメンテナンスが必要だから

インプラント治療を受ければ、芸能人のように綺麗な歯を手に入れられます。そしてインプラントは、人工歯なので虫歯にもなりません。

しかしインプラント治療を受けたからといって、その後のメンテナンスが不要になるわけではありません。

メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎や、他の歯が虫歯になるリスクがあります。また「インプラントのネジが緩んでいないか」などの定期的なメンテナンスも必要です。

以上から「せっかく高額な治療を受けてもメンテナンスが必要だからやめておいたら」といった声があります。

特に高齢でないのにもかかわらずインプラントが必要なほど虫歯が進行してしまった方は、普段からきちんと口腔ケアをできていない方が多いのではないでしょうか。

インプラント治療後は、治療前以上のメンテナンスが必要です。

関連記事:「インプラントは虫歯になる」は間違いで「ならない」が正解!安心できない注意点も解説

糖尿病だと治療のリスクが高くなるから

糖尿病を患っていると免疫力が低下するため、インプラント治療後の細菌感染リスクが上がります。

また血管がダメージを受けて血流が悪くなるため、傷の修復に必要な栄養や酸素がうまく運ばれず、治りが悪くなります。

そのため糖尿病の症状によっては、インプラント治療を受けられません。

糖尿病でも血糖値をうまくコントロールできている方は、インプラント治療を受けられます。具体的には、HbA1c6.9%以下、空腹時血糖値140ml/dl以下が目安とされています。

糖尿病を患っていてインプラント治療を受けたい方は、治療を受けられるかどうか、歯科医に相談してみましょう。

また糖尿病はインプラントのみならず、歯の健康全体に悪影響を及ぼします。詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事:糖尿病だと歯がボロボロになるって本当?5つの原因よくある誤解を解説

再治療に手間や費用がかかるから

インプラントは、一度埋入すれば半永久的に使えるわけではありません。

インプラント周囲炎やネジの緩み、人工歯の破損などにより、再治療が必要になるケースもあります。

そのため「ただでさえ治療費がかかるのに、再治療時にもまた費用がかかるから絶対だめ」といった声があります。

インプラントは自由診療なので、再治療時にも保険は適用されません。平均1〜10年の保証期間を過ぎると、再治療時に全額を自己負担しなければなりません。

しかしきちんとメンテナンスをしていれば、再治療が必要になるケースは稀です。

また少しでも違和感を覚えたら、すぐに歯科医院に相談に行きましょう。放置すると症状が悪化して、より高額な治療費が必要になるかもしれません。

Yahoo!知恵袋やブログには「インプラントは絶対だめ」「後悔した」といった声がある

Yahoo!知恵袋や個人ブログには、インプラントに対する以下のような声があります。

  • インプラントにしたら1年でグラグラしてきて結局抜けました。もう二度とやりたくない
  • 治療費が高すぎて後悔。ブリッジにしておけばよかった

たしかにインプラント治療を受けて後悔する方もいるでしょう。

しかしYahoo!知恵袋や個人ブログ、SNS等では、極端な口コミが目立ちやすい点を理解しなければなりません。

例えばGoogleマップの口コミには、余程治療に満足していただけた方や、嫌な思いをした方しか投稿しません。その裏には、満足して治療を終えた、数百・数千の方がいます。

また極端な声は、閲覧者の注目を集めます。閲覧者の注目を集められる投稿は、アルゴリズム上優遇されて、おすすめに表示されたりしてどんどん拡散されていくでしょう。

つまり「絶対だめ」「後悔した」という声が目立つからといって、それがすべてではないということです。

こういった背景を踏まえると、インターネット上の声をすべて鵜呑みにすべきではありません。一方で、治療ありきで話を進める歯科医院もおすすめしません。

結局一番大切なのは、自分の目で確かめることです。

当院のように「そもそもインプラントが必要か?」という段階から丁寧に診断し、納得のうえで選択できる歯科医院を選ぶことが、後悔を防ぐために最も大切なポイントです。

歯医者はインプラントをしないって本当?

「歯医者や歯科衛生士はインプラントをしないらしい」という噂を耳にすることがありますが、それは誤解です。

実際に歯科医でもインプラント治療を受けるケースはあります。家族や親戚にインプラント治療を勧めるときもあります。

歯科医や歯科衛生士は、職業柄、口腔ケアの知識と意識が非常に高いでしょう。

そのためインプラント治療が必要になるほど虫歯が進行するケースは稀です。

つまり「歯医者はインプラントをしない」ではなく「インプラントが必要なほど虫歯が進行しない」が正確な表現です。

インプラント治療ならトラストデンタルクリニックにお任せ

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トラストデンタルクリニックは、東京都港区浜松町の歯科医院です。当院では、インプラント治療に関するさまざまな選択肢を用意しています。

当院の強みは、サージカルガイドを使用した、メスを使わない低侵襲インプラント治療です。

低侵襲インプラント治療によって術後の痛み・腫れは軽減されます。手術時間も短縮され、20分で終わるケースも珍しくありません。

当院では、急に治療を始めることはありません。治療方法・治療期間・治療費・治療の痛みなどについて説明をして、ご納得いただいたうえで治療を行います。

当院における前歯4本の治療事例(インプラント2本・ブリッジ2本、治療期間6ヶ月、治療費132万円)

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Before

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After

首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。

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まとめ

インプラント治療が絶対だめと言われる11の理由や「歯医者はインプラント治療をしない」という噂の真偽などについて解説しました。

たしかにインプラントには欠点もあります。しかしほとんどの方にとって、おすすめできる治療法です。

実際に歯科医も、インプラント治療を受けるケースはあります。

インプラント治療を受けるべきか悩む方は、まずは歯科医に相談してみましょう。

首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。

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