歯周病で歯を失う前に
こんにちは。
JR山手線「浜松町駅」北口から徒歩3分、都営大江戸線・浅草線「大門駅」A1出口から徒歩30秒にある「トラストデンタルクリニック大門浜松町」です。
歯周病は歯ぐきから血が出るだけの病気だと思ってはいませんか?
歯周病には様々な症状があり、悪化すると歯を失うこともあります。
大切な歯を守るために、歯周病について知っておきましょう。
歯周病は日本人の国民病
歯周病の名前は知っていても、自分は歯周病ではないと思っている方が多いことと思います。 でも実は、歯周病は日本人の成人の約80%がかかっていると言われています。歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちにかかっていることが多いのです。
歯ぐきから血が出る、歯がグラつくなどの症状が出て歯科医院で診てもらって、初めて歯周病になっていると気づく方がほとんどです。その頃には歯周病の症状はかなり進んでいることも珍しくありません。
歯周病はむし歯とともに、日本人が歯を失う主な原因です。
加齢とともに歯は抜けていくものだと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、むし歯と歯周病を防ぐことで、年を取ってからも歯を守ることができます。若いうちから意識して、歯周病を防ぎかかっても早めに治療することが大切なのです。
歯周病によって起こること
歯周病は、歯と歯ぐきの間のすき間に細菌が入り込み、歯肉炎が起こるところから始まります。この段階では歯ぐきが腫れるだけで、自覚症状はありません。
でも、歯周病の進行とともに、次のような様々な症状が出てきます。
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- 歯周ポケットが大きくなっていく
細菌が歯と歯ぐきの間にとどまったままになっていると、歯ぐきの腫れはひどくなり、歯周ポケットができてその中に歯周病が入り込みます。
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- 歯周組織に炎症が広がる
始めは歯ぐきだけに起こっていた炎症が、だんだんと歯周組織全体に広がっていきます。
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- 歯ぐきから血や膿が出る
歯周組織の炎症が悪化していくと、歯ぐきから血が出るようになります。最初は歯磨きのたびに出血するだけだったのが、だんだんと出血しやすくなり、やがて膿も出るようになっていきます。
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- 口臭が増える
歯周組織の炎症が悪化するにつれて、口臭もひどくなっていきます。
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- 歯ぐきが縮んで歯が伸びたように見える
炎症が悪化したせいで、歯ぐきは衰え、歯が伸びたように見えたり、歯と歯のすき間が増えます。
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- 歯槽骨が破壊されていく
歯周組織の炎症が悪化するにつれて、歯槽骨が細菌によって破壊されていきます。
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- 歯がグラついて噛む力が弱くなる
歯槽骨の破壊が進むと、歯がグラグラするようになります。そのため、噛む力はどんどん弱まっていきます。
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- 歯が抜けてしまう
歯槽骨の破壊によって、最終的には歯が抜けてしまいます。
歯周病になったら、早めに治療を始めて症状の進行を食い止めることが重要です。
トラストデンタルクリニック大門浜松町では、歯周病の予防、早期発見・早期治療とともに、合理的なスケーリングも行っています。歯周病の予防と治療を心がけ、お口の健康を守っていきましょう。
次回は、全身疾患と歯周病の関係についてお話しします。